第1次邦文試験の傾向と対策

  1. [1]概要
  2. [2]傾向
  3. [3]対策

*「ガイド試験資料室」で近年の第1次邦文試験(旧第3次試験に相当)問題と解答例を公開しております。

[1]概要

(1)形式

日本語によるマークシート方式の試験。各科目40分、合計120分。

(2)科目

  1. 日本地理(100点)
  2. 日本歴史(100点)
  3. 一般常識(100点)

(3)合格基準点

各科目平均点が60点程度となることを前提に、概ね60点を合格基準点とする。

[2]傾向

(1)日本地理:地名問題がポイント

国立公園と観光地をベースとした地名問題が中心。地名問題は、国立公園、山、河川、半島、湖沼、湾、海峡、景勝地などと、都道府県名や県庁所在地、都市名の2つのグループとに大きく分けられる。この他、気象用語、地理用語も時々出題される。また、世界遺産条約など時事的な話題を加味した問題が出されることもある。

(2)日本歴史:文化史、外交史、政治史が3大ジャンル

日本歴史は基本的にジャンル別の出題であり、文化史、外交史、政治史が邦文試験に出る3大ジャンルである。その他のジャンルとして社会経済史が時々出題される。

(3)一般常識:産業・経済・金融/文化・政治・社会

前半(2003年度までの「一般常識T」にあたる)には、基本的に産業・経済および金融問題が出題される。後半(2003年度までの「一般常識U」にあたる)には、基本的に文化・政治・社会関係の問題が出題される。日本文化に関する問題の他に国際政治に関するものや、雑学的な問題が出題されることもある。

[3]対策

第1次邦文試験は広範囲な科目・学習領域から出題されるため、一見膨大な項目を学習せざるを得ないように思いがちである。しかし、既出問題を見てみると、ある程度の出題傾向があることが分かる。よって、まずは既出問題を徹底的に研究することが大切。同じ様な問題が、特に歴史と地理で、繰り返し出題されているので、既出問題を勉強すると、傾向が分かるだけでなく、直接の対策勉強にもなる。参考書としては、「第1次邦文試験問題集」(ハロー発行)がある。

また、近年の既出問題が切り口を変えて出題されることも多いため、不正解の選択肢や、正解となった項目の周辺事項をしっかりと学習することも必要となる。参考書としては「重要事項のまとめ 日本地理」「重要事項のまとめ 日本歴史」「重要事項のまとめ 一般常識」「項目別 地図帳」「都道府県別 地図帳」(すべてハロー発行)がある。

次に、やはり受験のプロから学習の指針を得ることは欠かせない。広範囲な分野から、出題傾向に即して特に重要項目を整理・学習し、また、予想問題を学習しておくには、ハロー主催の第1次邦文試験対策授業、第1次邦文試験受験対策72時間マラソンセミナーなどを利用するとよい。

邦文試験は、「やるべきこと」を効率的にやれば合格できる。しかし、普段から観光地や歴史、時事的な諸問題に対する関心を高め、新聞やテレビなどから知識を得るように心がけたい。